テレビゲーム、特にRPGをやっていると湧き起こる心理現象とも言うべきか。
皆さんはタイトルの様な気持ちに駆られた事はありませんか?
もうすぐラスボスとの戦いだぞって所の、終盤まで進める。
ああ、もうこれで全部終わる。ホントに終わっちゃうんだな、と少しセンチメンタルな気持ちになる。
ふと、やり残したことが無いか以前立ち寄った村やダンジョンをもう一度訪れる。
レアなアイテムの取り忘れは無いか、この人と話した事あったっけ?もしかしてあそこの島行ったこと無かったっけ?とか
まだ隠しイベントありそうじゃない?と次第に世界地図を隈なく飛び回る様になる。
様々な場所に立ち寄っていく内、「ここは難しかった」「このイベントは好きだったなあ」「ここの謎解きは分からなかったな〜」
と、プレイヤーとして思い出を振り返る。
そして徐々に湧いてくる、何となくこのゲーム、終わらせたくないと思う気持ち。
もっとこの世界観に浸っていたい。味わい続けてたい。
感動のエンディングは正直二の次でいい。
今、この状況の世界観が好きなんだ。と。
結果、ラスボス行かなくてもいいか、ってなってしまう。
もうラスボスだけ倒せば世界が救われるなら、いつでもいいか。事件は全部解決したし。
少しくらい魔王の勢力が残ってたって、自分のパーティでやっつけられるし。95%平和じゃん?いやもう四捨五入したら平和じゃない。
そして年月が経つに連れ、そのゲームは放置する事になる。
そして動画サイトで他の誰かの攻略動画でエンディングを見て満足する。
僕はそうやってクリアしていないゲームがごちゃまんとある。全部が全部当てはまる訳じゃないけど。
そう言う意味じゃ、今エンディングの無いソシャゲの類は僕の肌に合ってるのかも知れない。
エンディングを迎えたくない症候群。怠惰、ともちょっと違うかも知れないこの気持ち。
もしかしてこれも、自分の所へ向かわせないためのラスボスの心理攻撃だったりして?
それにしても、もうちょっとコンパクトな表現は無いかな?